猫と肉球建築士

猫たちが快適に暮らせるように工夫を凝らした家のことや,DIYの紹介とその他の雑談

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~猫たちへささげるDIYブログ~
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吹き抜けの猫階段に息子が落ちないように柵を追加【DIY】

生後7か月の息子は、まだハイハイもできませんが
1歳を過ぎる頃には一人で歩き回る日がくるのでしょう

そうなる前に、家中の危険な場所の安全対策をしなくてはいけません

現在、最も危険な場所は吹き抜けに設けた猫階段(キャットステップ)
猫が通れるように出入口として高さ300mmx幅800mmの開口にしています
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人間が上り下りする階段の他に1階と2階をつなぐ唯一のルートなので
臆病者のあおちゃんにとっては、毎日使う主要な動線になっています

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図面

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2階から見るとこんな感じです
空気の通り道としても機能しています
 
猫たちにとっては悠々通れる大きさの開口なので
今のままではハイハイする子どもにとっても、潜るのにちょうどいい大きさです

早く塞がなければ…

ということで、対策案としてまず考えたのはネットで塞ぐ方法です 

最も一般的で、安全性の検証も簡単な方法だと思います 
ただし、ネットで塞ぐと猫も通れなくなってしまいますし、猫の毛がからんで掃除が大変そうです

そこで、寝室の壁を作った時の様に木の丸棒で柵を作ろうかとも考えました

www.its-cue.com

木の棒のすき間を猫が通れて、子どもが通れない間隔にすればいいと思ったのです 

でも丸棒を差し込むための穴を空けるとなると、けっこう大変な作業になりそう…
なので、丸棒の受けになるソケットを壁に付けようと思ったんですが 

 これだと、かなりごついです
いや頑丈なことに越したことはないんですが

 

悩んだ結果
木の棒ではなくて、もっと細い鉄の棒で作ることにしました

直径9mmでも結構な強度ですが、安全をみて13mmの丸鋼を使います

丸鋼ならホームセンターで買って切ってもらうう事もできるし
買い出しに行く時間が無い場合はネットで寸法を指定して注文する事もできます

 ソケットはアマゾンで注文しました
商品紹介の写真ではビス穴が2つあいていたので、しっかり固定できそうだなと思ったのですが、届いたものは穴が1つだけでした

そりゃそうか…

13ミリの内径に対して4ミリのビス穴を二つ開けられたとしても、ビスの頭がぶつかっちまうもんな

気を取りなおして
付属の短いビスだと石膏ボードにしか止まらないので、しっかり下地に届くように
65mmの長めのビスで固定します

寝室壁を作る際に75mm以上の隙間だと猫が体をねじ込んでしまうということが分かっているので、今回はその教訓を逆に活かします

下の段の開口は高さが330mmあるので2本の丸鋼がほぼ均等になるように入れると

(330-2x13)/3=101

高さ100mm程度の隙間なら猫も通れるし、子どもはすり抜けできない寸法ですが
猫にとっては主要動線なので、一番下はもう少し広く120mmにしました

バルコニーの手すり子の間隔が110ミリ以下というJIS規格を適用した縦格子にした方が
猫にとっては隙間が100ミリでも高さがあるので悠々とすり抜けやすいし
人間の子どもの足掛かりにもなりにくいので安全なんですが
格子の本数が多くなるので手間がかかります

木製の縦ルーバーで綺麗に仕上げるのもかっこいいのかも知れませんが
私は手間を惜しんで4本の丸鋼だけで塞ぎました
一階のリビングのエアコン1台で家全体の冷暖房をまかなっているので空気の通りも重要と考えたからです

微妙な寸法なので、子どもの頭が挟まる可能性もゼロではありませんが
万が一挟まってもソケットを回せば丸鋼を簡単に外せます

ある国の子どもたちの救出劇みたいに電動カッターで大げさに解体をする必要はありません

1番下の段をすり抜けるための足場として、
棚板に載れるよう丸鋼は2階の廊下側に寄せました

 

 残りの上の2段は廊下側から本棚としても使用できるように、
丸鋼を吹き抜け側に寄せて付けました

吹き抜け側から見るとこんな感じに仕上がりました

あおちゃんは無事に潜り抜ける事ができるでしょうか

いつものように猫階段を登っていき、
棚を潜ろうとしたところで立ち止まって少し考えている様子

 

10秒ほど悩んでいましたが、無事にくぐることができました