猫と肉球建築士

猫たちが快適に暮らせるように工夫を凝らした家のことや,DIYの紹介とその他の雑談

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~猫たちへささげるDIYブログ~
ときどき更新

1-2 新築か中古か、戸建てかマンションか

古民家って素敵ですよね
歴史的な建物の厳かな雰囲気にも憧れます
でも、あなたはそこで暮らしたいですか?

古民家カフェや民宿としてなら
ヴィンテージを商品価値として活かすことができても
実際に生活する住宅となると、どうでしょう

断熱性や気密性がないので、冷房フル稼働で電気代がかかる夏
そして隙間だらけで寒い冬、凍える風呂場やキッチン
都会育ちの現代人が住めるレベルまで補強するとしたら
新築と変わらないくらいの費用がかかることも珍しくありません。

【壊すしか仕方がないものもある】
昨今の新築戸建て至上主義による
おぞましい
スクラップアンドビルドの現場を目にすると
「もったいないな」と感じることも確かにあります。

しかし、何でもかんでも古いものが良い
長く使うことが良いという思考も危険です。

 

古家のリノベーションでもマンションのインテリアの改修でも
建物が本来持っていた良さを活かすというよりは
古くて汚くて住みにくいから刷新するという工事が多い印象です。

そもそも既存建物の建設当時はスクラップアンドビルドの全盛期だったのですから
長く使う事を想定して設計された物件は希少で
不動産情報を探していても滅多に出会えるものではありません。

 

古民家や歴史的建造物が現代まで残されている理由は
「古めかしさ」という魅力によるものだけではなく
当初から長く使えるようにしっかり考えられたからだと言えます。

 

【中古のリフォームを検討する理由】
中古住宅をリフォームするという選択の根拠としては2つ
①予算の都合
②敷地条件の都合
が考えられます。

利便性の高い土地に建っている場合や、土地の面積が広大な場合など、
土地だけの価格で全体予算に達してしまうこともあるでしょう。
ならば、古家付の土地を購入して解体せず、そのまま住む選択もあり得ます。

さらに、接道義務を満たせない場合や市街化調整区域に指定されたりした既存不適格」の住宅の場合は、再建築ができない場合もあるので「どうしても、この場所がいい」ということなら、リフォームして住むという選択もあります。

 

【中古か新築かは置いといて、条件から決める】
私の物件探しの方法としては、新築か中古かは最初には決めませんでした。

最初に住みたい場所の条件を決めて、
その条件を満たすエリアにある土地を探すところから始めます。

もちろん、土地に対する理想が高いと予算を超えてしまうので
次に同じエリアの中古物件や古家付きの土地を探してみて、
予算内でリフォームをした場合に住みたいと思える家なのかを判断します。

良い中古物件に出会えれば良かったのですが、
建築マニアが納得するような優良物件はそうそう見つかる物ではありません。

当然、自分だけの理想を満たす住まいは、建っている家から探すよりも
新築でゼロから考えた方が早い

ということで、今度は土地に対する条件を緩和して、
新築する場合の予算に収まる土地を探すことになります。


結局、住まいの選択は、思想や理想ではなく
現実という「条件」で決まるものです

ちなみに、マンションという選択肢はあるか?
正直、コンクリート造にあこがれはあります。
ラフにリフォームされた都会っぽい、おしゃれな空間も好きです。
でも、エレベーターが前提の生活は考えられません。
そして、やっぱり自分でいじれる庭が欲しいです。
都市からの逃亡です。
これだけは思想で決まります。