新居に引っ越してからしばらく,材料置き場にしてしまっていた庭に
暖かくなったので梅雨が来る前にウッドデッキを作りました
まずは大引にする90x90 の防腐処理された角材を2mで切り出します
持っていたジグソーの刃で切れる太さを超えていたので,最後は手ノコで切りました
束は鋼製束を使います
柱の材料候補は,木だったり,プラスチック束や鋼製束のような既製品がありますが,それぞれ一長一短
木だったら自由な寸法にできるし安価で済みますが,雨ざらしの場所では根元に束石を置くなどの防腐処理をしっかりしないと腐りやすいです
プラスチック束は腐らないし,錆びることもないので床下ではよく使いますが,屋外での使用となると紫外線による劣化が気がかりです
私が選んだ鋼製束は,亜鉛めっきが施されているから錆びにくいとは言っても,傷がついていたり,ボルト部分の磨耗が激しかったりすると錆びが出てきます
でも,錆びが出たからすぐに強度が不足するわけでもありませんし,水気が少ない場所では木材やプラスチックに比べて劣化も緩やかなはずです
また,ウッドデッキの仕上がりの高さをリビングの掃き出し窓の下枠の高さに合わせるため,つかの高さが35センチ以上のものを探したところ,丁度良い製品が見つかりました
ということで,鋼製束を90センチ間隔で大引に取り付け,
ひっくり返します
※土間コンクリートは玄関の建設中に一緒に打ってもらってました
コンクリートに束を固定するのに床束用の接着剤を使用してみました
直ぐに固まり,かなりの強度が得られます
誤算だったのは,この土間コンクリートは打ちっ放しではなく,補修用薄塗りモルタルで仕上げてあったことでした
接着した次の日に,強度を確かめようと揺らしてみたら,結構グラグラします
剥がれちゃいました
私は薄塗りが嫌いです
基礎の立ち上がりも薄塗りで仕上げてあるけど,ひとこと断って欲しかった
だって見た目の美しさで取り繕うのは潔くないでしょ?
型枠の割付や,打ち継ぎの計画をきちんとしないで,後から塗りつぶして誤魔化しているように勘ぐってしまうからね
話が逸れましたが,そもそもは自分が横着して接着剤で楽に固定しようとしたのが間違いだったと,素直に非を認めましょう(てへ)
そしてコンクリートビスで束を固定し直して,さらに木製の振れ止めもつけましょう
振れ止め同士を筋交いで結んで,水平方向の揺れもだいぶおさまりました
ようやくここからデッキ材を並べて,固定していきます
デッキにはSPF材38mm x 98mm x 4000mmを使います
ウリンとかイペとかヒノキとか再生木材とか高価なものは手が出ませんから,安い木材にして,定期的な塗装のメンテナンスで手間暇かける作戦です
固定してしまうと側面や裏面が塗れないので,先に塗装しておきました
保護塗料はノンロットを使っています
臭いがきついので,マスクして,家の吸気口を閉じて,換気扇を止めて家の中に臭気が流れ込まないようにしてから作業しましょう
2日後くらいまで臭いは出続けますが,塗りたての撥水効果は抜群です
一年くらいでだいぶ退色するので,定期的な塗り替えが必要ですが,それもまた日曜大カーにとっては楽しみの一つです
ところで,世の中にはデッキ用のビスなんてものがあるんですけど,ご存知でしたか?
恥ずかしながら,私は存じ上げませんでした
普通の木ビスとの違いは,ザックリですけど強度があるということと,ネジの頭に四角い穴があいてるってことでしょう
デッキには硬い木を使うことが多いのでので普通のプラスのビスだとすぐにナメてしまうから,四角い穴になっているようです
匠力のステンウッドデッキビスには,四角の専用ビットも付いてきました
普通のプラスネジに比べると,ネジの頭が四角い穴なので裸足で歩いても怪我をしにくいとか,靴下が引っかかったりしにくいとか,安全面でのメリットもありそうです
下穴の太さが細すぎたのか,何度も途中でビスが進まなくなりました
無理矢理回すとネジの頭がナメてしまい,ペンチで抜くことに
めんどくさいけど,下穴はしっかりあけましょう
さて,やっとのことで完成したウッドデッキですが,今のところの使い道は日曜大工の作業台しかありません
リビングからの見た目は材料置き場だった頃に比べて断然美しくスッキリしていますが
ここでなにしましょう
皆さんウッドデッキでなにしてますか?
私はあと布団を干すくらいしか思いつきません