猫と肉球建築士

猫たちが快適に暮らせるように工夫を凝らした家のことや,DIYの紹介とその他の雑談

猫と肉球建築士
~猫たちへささげるDIYブログ~
ときどき更新

ねんね期の赤ちゃんと猫との暮らしぶり報告

8年前から猫を飼っていて
ずっと完全室内飼いでした

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ほのちゃん8歳

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だんくん6歳

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あおちゃん5歳

以上の三匹と暮らしています

 

赤ちゃんがやってきてもなお
猫たちとの生活を続けています

猫と赤ちゃんが仲良くできるのか
とても心配でした

一時は
わんぱく者だんくんを手放すべきかと悩むほどでした

息子が生まれて約半年経ちましたが
今,なんとかなってます

現状はと言うと
昼間は猫もいる部屋で横に寝て
昼寝の間は蚊帳で赤ちゃんをカバーして

夜は猫が入れない部屋で寝かしつける
という方法をとっています

寝室に猫を入れないようにするだけでも
かなり苦戦しましたけどね…

(詳細はこちらの過去記事からどうぞ↓)www.its-cue.com
それで,一時は大変でしたが
まあ,なんとかなってます

猫たちを安易に手放さなくてよかった
とは言っても、
やはり,それなりに覚悟が必要でした

猫たちにとっては
赤ちゃんがどんな物か分からないので
周りの大人が気を配らないと
ケガや感染症を起こす危険もあります

産後1ヶ月間は私も育児休業を取っていたので,二人体制で見張ることができていたのですが

私が仕事に復帰した直後に事件は起きました

平日の昼間,妻は一人で息子の世話をしていたのですが

リビングで授乳中,胡座をかいていた妻の背後からだんくんが歩み寄り,無防備だった息子の足に噛み付きました

痛みに悲鳴をあげて泣き止まない息子

破傷風などの感染症を心配した妻は直ぐにお風呂場で傷口を洗い,病院にタクシーで向かいました

私も職場から病院へ行き,合流したときには妻はかなり憔悴した様子でした

幸いなことに,傷は浅くて大したことは無いとのことでしたが

ただでさえ出産直後の超ナーバスになっていた妻は,この事件によってだんくんを誰かに引き取ってもらわないと息子の命が危ないと私に訴えました
でも,

極論に至る前に落ち着いてください
周囲には
「猫はどうするのよ?」
と親切心から聞いてくる人もいれば
「危ないから猫を手放しなさい」
という安全第一主義者もいましたし
「昼間は猫を外に出して、夜だけ家に入れてあげたら?」
という猫を飼う人の気持ちを分かって頂けない人もいました

そりゃあ,極論ですよ

間違いなく
猫を手放すのが最もシンプルで
最大の効果が得られる方法でしょうけど

物事はゼロか100かだけじゃないでしょ

人間は,追い込まれるほど
極論しか思いつかなくなるもんです

「猫と赤ちゃんと,どっちが大事なの?」
なんて言っちゃう人は,まるで

「私と仕事,どっちが大事なの?」
って聞いてくる彼女みたいに
感情的になってるんですよ

ちなみに,
彼女に「どっちが大事なの?」
とか聞かれた場合でも

「君との結婚資金を溜めるため,身を粉にして働いてるんだよ」

なんて言ったらだめですよ?
喧嘩になるだけですから

冷静に論理的に説明すれば
分かってもらえる
そんな風に考えちゃうのが
私を含めた多くの男性の性ですが

でもね,
分かってもらう必要はないんです
だってもう
彼女だって分かってるんです
どっちが大事かなんて議論にならないし
議論なんてしたくないんですよ
ディベートしたいわけじゃないんすよ

話しが逸れましたが

感情的になっている人は
まず落ち着いて考えて下さい

 

メリット・デメリットを挙げてみましょう

これは父親である私の視点ですが
猫を手放すことのメリットはただ1つ
育児における危険回避のための
仕事量が減ることでしょう

授乳中,背後に忍び寄る猫の気配に
怯える必要がなくなるし,
床に猫トイレの砂や,猫の毛が
落ちていないか目を配る必要も
なくなるでしょう

そうなれば俄然,楽ですよね

メリットとして思い当たるのは,まず楽ってことです

では,デメリットは何か
よく言われるのは,子供にとって
猫と友達になる機会が失われること
ですが,
子供が必ずしも動物好きとは限らないし
逆に引っ掻かれたことがトラウマで
猫が嫌いになるかもしれませんよね

それより危惧して欲しいのは
夫婦が飼っていた猫を手放し,
後悔や罪悪感を抱えてしまうことです

育児において,できるだけ
後悔を抱きたくはないですよね

猫がいた形跡があちこちに残る家で
これからもずっと過ごす以上
猫の事を思い出す事があるはずです

将来,自分の子供に
「あなたのために猫を手放した」
と言うか言わないかは別にしても
ほんとに手放して良かったのだろうかと
後悔の念を抱きながら
子育てをすることになります

それは猫を手放すことを検討する人を
思いとどまらせるほど
大きなデメリットだと思うのです

 

どうか,諦めないでください

なにか新しい要素が生活に加わった時
それまで続けていた事を諦める
といった事はよくある話ですが
諦めたことで後悔はしても
続けたことで後悔するってのは
ホントまれなはずです

私の人生を振り返ってみても
高校の寮生活が最初苦痛だったけど
野球部を辞めなくて良かった
とか
遠距離恋愛になって寂しかったけど
付き合い続けててよかった
とか
むしろ「続けてよかった」
と思うことがたくさんあります

やってて良かった公文式です
あ,私は公文やってませんでした

でもきっと猫を手放したら後悔します
そりゃあ,何事も最初は大変です

でも育児にも慣れる日が来ます
もし今,悩んでいる方が居たら
あきらめないで欲しいです

赤ちゃんの安全を確保する方法は
猫を手放す他にも必ずあるはずだ
と思うんです

それを見つけるまであきらめずに
いろいろ試して探ることにしました

岡村孝子「夢をあきらめないで」を聴きながら 

夢をあきらめないで

夢をあきらめないで

 

 
前置きが長くなりましたが
息子が生まれて約半年の
我が家の状況を報告します

同じように現在,猫を飼っていて
赤ちゃんを迎えるというご家庭の方や
その近辺の方々の参考になれば幸いです

我が家には3匹の猫さんがいます
飼い始めてからは外に出したことも
脱走したこともありません

外に出さない分
キッチンや玄関などの一部を除き
家の中を自由に歩き回れるようにしたり
居場所をたくさん用意しています

妻の妊娠が発覚してから,手始めに
寝室への猫の出入りを
できないようにしました

寝室への侵入を防げシリーズです
5回に及ぶ改良の末
やっと侵入しないようにできました
これだけで大変な苦労がありました

息子が生まれてから
夜は安全な寝室で寝るので良いのですが
問題は昼間でした

赤ちゃんにとっても,
母親にとっても
昼夜の変化を感じられた方が良いと思い
朝から夜寝るまでの間は
リビングで横になるようにしていました

はじめのうちは
猫たちは赤ちゃんに近づくものの
特に臭いをかいだり
手足や顔をなめたりしないので
興味があるようにも見えるし
気にしていないようにも見えました

 

でも前述の事件のとおり私や妻の手足だけでは飽き足らず,遂に息子の足も噛まれてしまいました


なんだなんだっ?
構ってもらえなかった腹いせか?
赤ちゃんに嫉妬してるのか?

とも思いましたが
冷静に思い返してみれば

そういや
噛みぐせは前からありました
それも厄介なことに,愛情表現として噛むきらいが

日中は妻によるワンオペ育児になります

家事をする時やトイレに行く時にはどうしても目を離しますから何かしらの対策が必要です

じゃあ猫専用の部屋を作って
閉じ込める?

リビングに猫が入れないようにする?

いやいや,寝室の件があるから
それらが容易でないことは,もはや想像に難くない

なにより,早急な対策が必要です

ということで
蚊帳でカバーすることにしました 

 蚊帳は上からかぶせるタイプにしました

底と一体型になっていた方が
猫の侵入防止の効果は高いんでしょうけど 

授乳やおむつ替えの度に,頻繁に蚊帳から出してあげなきゃならないので
その手間を考えると,簡単に蚊帳をどかせる物がいいと思いました

トイレに行くときや昼寝の間,家事をするあいだだけ蚊帳をかけてあげることで,猫の不意な侵入を防ぐことができました

ただし,蚊帳の中にいる間は周りが良く見えないので,息子は退屈そうにしています

そこで,蚊帳の中に手作りの旗をかけました
フェルト製のフラッグガーラントです

100円均一のフェルトとたこ糸で,かなり,ざっくりと作りました

完成直後は結構よろこんでくれたようで,はしゃいで奇声をあげてました

でも,今ではやっぱり慣れてしまって無言で静かに見つめています

モビールと違って動きが無いからすぐに飽きてしまうんですかね

(モビール作った時の記事はこちら↓ )

www.its-cue.com

息子はまだ寝返りもできず,動き回ったりしないので,しばらくは蚊帳が活躍しました

でも,最近寝返りの予兆が始まり間もなく布団からはみ出る勢いです

そして,ハイハイし出したら猫との接触は避けられません

どのような段階を踏んで猫との接触を解禁していくか
今のうちからよく考えとかないといけません

 

ですが,どうか猫との生活は諦めないで

 

あんまり『諦めないで』って連呼すると

某洗顔石鹸のCMを思い出しますね

猫アレルギーも心配ですけど,赤ちゃんの肌ケア商品でのアレルギーにも気をつけなきゃって思いますね

 

息子は猫と仲良くなれたのか

また追って報告します