私の日曜大工の集大成とも言える大作ができました.
前回ご紹介した猫ダイニングのアプローチとしてつくった
猫専用の階段「猫ステップ」をご紹介します.
ここを登れば、猫が1階のリビングの床面から,
吹き抜けを通って2階の床まで行けます.↑設計時の図面です.
1段目にはトイレへの出入口,
3断面には猫ダイニングへの出入口,
6段目には猫ダイニング上への出入口と
猫の寝床になるBOXを設けました.
寝床BOXの下は掃除機置き場と,分電盤を格納する扉を付けています.
↑これが新築時の写真です.
この時すでに上から2段目までのステップと,
壁の穴3つと、爪とぎ用の柱は施工済みです.
これらは工事中に何度も足を運び,自分たちで施工しました.
上のステップ2段は完全な片持ちになるので
構造体の梁に直接固定する必要があり,
コスト削減のため,柱や梁の建て
方が終わった頃に
現場に通って取り付けました.
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梁側にボルトを差し込んで,穴を堀ったステップを押し込みました.
この時期のDIYではパイン集成材t25を使っていましたが,
引っ越し後は厚いパイン集成材を購入できるホームセンターが近くになかったので
中盤以降は手に入りやすい針葉樹合板t24を使うようになりました.
(艶消しクリア水性ウレタンニス仕上げ)
↑表面は多少デコボコしますが,断面を見せるのも面白いし,
パイン材よりは30%くらい安いから,お財布にも優しい!
木材はホームセンターで直線のカットをお願いして,
穴あけや斜めのカットを自宅で作業しました.
↑ジグソーMAKITA(長い直線はきれいに作れない)
猫がくぐる穴は,ボアビットで入り隅に丸穴をあけて,ジグソーでつなげます.
※ホームセンターで直線カットをお願いすると1カット30円かかるのですが,
・正確に,垂直に直線を切ってもらえること
・大きいままだと自家用車に積んで持ち帰れないこと
・騒音が発生する作業を少なくしたいこと(静かな住宅地なので)
という理由から,私はカットサービスを利用しています.
この猫ステップはいくつかの段階を経てつくられました.
↑第1期増設工事
余ったパイン集成材でもう1段降りられるようにしたら,
壁の穴に飛び乗って器用に登って行っていました.
もしかしたら,このくらいス
リリングな方が猫たちは楽しいのかな?
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↑第2期増設工事
猫ダイニングの上にブリッジをかけて,寝床のフレームを作りました.
ブリッジには穴が空いていて,器用な猫はジャンプしてくぐりながら登れます.
ほのちゃんがくつろいでいるところに,だんくんが登ってびっくりさせてしまう事故が頻発してました.
↑第3期増設工事(完成)
できた当初は,猫たちは興奮して猫ステップをかけ登り,
人間用の階段で降りてきて,また猫ステップを登り,と
大はしゃぎでした.
大はしゃぎだったんですが,
悲しい事に2か月も経つと,
もはや1階と2階との行き来に猫ステップを利用する猫は皆無です.
今ではみんな人間用の階段を上り下りに使い,
猫ステップは猫ダイニングや猫の寝床BOXへの
アクセス動線としてのみ機能しています.
時々,猫ステップやキャットウォークの増改築をして
程よい刺激を提供し続けないと
猫たちは飽きてしまうようです.
近々,猫ダイニングのブリッジの延長上に
CDラックと猫ステップを兼ねた棚を作ろうと思います.
次回は爪とぎ用の柱についてご紹介します!